ロード・トゥ・パーディション
時は1930年代初頭、大恐慌真っ只中のイリノイ州ロックアイランド。
アイルランド系ギャングの殺し屋として働くマイケル・サリヴァン(トム・ハンクス)の家族は平和そのものの日々を送っていた。
父が何の仕事をしているか全く知らない12歳になるマイケル・サリヴァン・ジュニアと弟。そして、その息子達を優しい笑顔で見守る美しい妻。
しかし、息子のマイケルが父の仕事に好奇心を持ってしまった日から、その幸せな家族が音を立てて崩れていくのであった。
父親の仕事が知りたくて、息子が見てしまったものは・・・。
父は息子の命を守るため、組織に復讐のため、そして自分の心の救済のため、パーディション(地獄という意味も)という安らぎの地を目指していくのだが・・・。
| 監 督 | サム・メンデス |
|---|---|
| 脚 本 | デイヴィッド・セルフ |
| 出 演 | トム・ハンクス、ポール・ニューマン、ジュード・ロウ |
| 音 楽 | トーマス・ニューマン |
| 配 給 | 20世紀フォックス |
| 公式サイト | |
| 製作年・国 | 2002年/アメリカ |
| 上映時間 | 1時間59分 |
ひとこと
大好きなトム・ハンクスがギャングに扮するという噂を聞いて、ずっとワクワクしていました。しかも、77歳になるポール・ニューマンと共演だというし・・・。
久々に映画が始まる瞬間の胸の高鳴りといったらありませんでしたよ~。
映画を観るまでは、トム・ハンクス=ギャングというイメージがつながらなかったのだけど、さすが、トム・ハンクス!今までに会ったことのないギャングに会わせてくれました。
この作品は、ギャング映画と言っても、そのギャングという世界の中の切ない親子の物語なのです。
父親と息子の3つの複雑な関係が登場します。
トム・ハンクス扮するギャングと幼い息子。ポール・ニューマン扮するギャングのボスと息子(かなりできが悪いギャング)。そして、トム・ハンクスと血はつながっていないが、親代わりになっているボスのポール・ニューマン。
これらの人間関係が本当に切ないのです。
父親が息子のことを思えば思うほど、切なさが増してくるのはどうしてなのでしょう・・・。
トム扮するサリヴァンが命がけで息子に伝えたかったこと、託したかった希望が愛おしくてたまりません。
監督は、あの「アメリカン・ビューティ」でアカデミー賞を受賞したサム・メンデス。
「アメリカン・ビューティ」ではあの薔薇の花びらの赤が印象的だったけれど、この「ロード~」は全てが優しいセピア調の色で包まれていました。
このセピア調が父親の懐かしいアルバムをひもといているような、余計に切なさを増してくれました。
みどころ
1.マイケル・サリヴァンが銀行強盗を犯して行くシーン。
息子が車の運転を担当するんだけど、このデコボココンビ?が最高でした。
2.ジュード・ロウが殺し屋という裏稼業をもつカメラマンに扮しています。このカメラマンがとんでもない男!怖いよ~!ジュード・ロウ、髪の毛がかなり薄くなっていてエッ!ウソ!とビックリしたんだけれど、この役柄のためにわざと髪をカットし薄く見えるようにしたのだそう。
この話を聞かなかったら、ジュード・・・、とうとう髪の毛が・・・って思われちゃうよね!
3.雨の中のポール・ニューマンとトム・ハンクスのシーン。
4.映像の全てが美しい絵画のよう。
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