ラストサムライ
日本が西洋文化を取り入れ近代国家を企てる中、サムライ達はどんどん追いやられ・・・、それはサムライ達の誇り、価値観、その精神までもが近代化に飲み込まれようとしていた時代・・・。
そんな中、生き残ったサムライの長、勝本(渡辺謙)は、やすやすとそんな近代化に、サムライ魂を飲み込ませるような男ではなかった。
その勝本率いるサムライを倒すため、そして日本の近代化のために、アメリカからネイサン・オールグレン大尉(トム・クルーズ)が日本に呼ばれやってくる。
しかしオールグレン大尉もまた、国のために名誉をかけて戦ったにもかかわらず、南北戦争以後 の国の精神的な変わり様に心も体も傷ついていた。
この二人の男が出逢い、オールグレン大尉がサムライ精神に触れた時・・・。
オールグレン大尉の心は・・・。
| 監 督 | エドワード・ズウィック |
|---|---|
| 脚 本 | エドワード・ズウィック、マーシャル・ハースコビッツ、ジョン・ローガン |
| 出 演 | トム・クルーズ、ティモシー・スポール、渡辺謙、真田広之、小雪、中村七之介、福本清三 |
| 音 楽 | ハンス・ジマー |
| 配 給 | ポーラ・ワグナー、スコット・クルーフ、トム・エンゲルマン |
| 公式サイト | |
| 製作年・国 | 2003年/アメリカ |
| 上映時間 | 2時間34分 |
ひとこと
こんなにも切なくそして美しく日本を・・・日本人を・・・
描いてくれた映画があったでしょうか・・・。
トム・クルーズが主演で日本の武士道の世界を撮ると聞いた時・・・、
私・・・何だかピンとこなかったのです。
ピンとこないというより、変な描かれ方をしたら嫌だな~というのが正直な感想でした。
今まで、海外の方が日本(日本人)を描くと、決まって、嫌悪感を持ってしまうような描かれ方ばかりでしたよね・・・。
メガネをかけ、歯がちょっと出ていて、カメラを持って、いつも団体行動で・・・。
ハリウッドの多くの映画関係者が、黒澤明監督を尊敬していると語るにもかかわらず、 どうして、映画に出演させる日本人像はあんな感じなの~?って疑問でした。
それが、今回の「ラストサムライ」は本当に切なくて美しいのです。
日本の四季も人も心も・・・。
エドワード・ズウィック監督は、17才の時に観た黒沢明監督の「七人の侍」に魅せられ、 黒沢作品全てを観て観て観まくって、気づくと映画の世界に入っていたそうです。
そして、同時に、日本の歴史を長年に渡り学んできた監督・・・。
特に明治維新として知られる時代・・・、200年の鎖国の後に日本が西洋文化に遭遇した時代に 惹かれていた監督・・・。
この作品は、監督が夢をみ、心惹かれた明治維新が舞台です。
すっかり西洋化されてしまっている今の日本・・・。
日本人の私達が忘れてしまっている、先祖が残してくれたその切ないほどに真っ直ぐな精神をそして心を・・・沢山教えてもらえるかもしれません・・・
みどころ
トム・クルーズは身も心もサムライになるために一年間を費やして、身を挺し武士道を学んだといいます。
こんなに鎧甲の似合う俳優はいるだろうかと思うほど、トムはサムライになっていましたよ~。
殺陣も真田広之さん、渡辺謙さんが、もう良いだろうという程、何回も何回も学んでいたそうです。
そして、渡辺謙さんに真田広之さん・・・。
もう素晴らしいの一言です・・・。
日本人の誇りです・・・。
渡辺さんも、真田さんも、日本が今までのように違った描かれ方をしていたら、絶対に直そうと心に決めてハリウッドに行ったそうです。
そして、違うと思ったところは、思い切ってどんどん伝えてくれたのだそうです・・・。
あ~、この作品の表だけでなく影でも大役を担ってくださったんですね~!
お気に入り
60才にしてハリウッドデビューを果たされた日本一・・・いいえ世界一の斬られ役の福本清三さんが、トムのそばにいつもいる(見張り番で護衛)のサムライに扮していました。
もうその寡黙なサムライのひたむきさが・・・、福本さんの体全体から滲み出ていましたよ~。
福本さんのサムライ姿は必見です。
「ラストサムライ」に関連するDVD・書籍
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